機能詳細 / 操作マニュアル|Neurox チャットボット

version 1.7.3

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1. デモシステム 画面

チャットボットをWebに公開する前に、設定した動作等を確認する為の画面になります。

ログイン

  • 下記ログインページにアクセスします。
     {付与されたURL}/login
  • 付与されたアカウントでログインします。

(URL、アカウントは、利用申請者様にお知らせ致します。)

メニュー

ログイン後、メニューページに遷移します。

  • 1問1答モード ボタン
    1問1答モードのページに遷移します。
  • オペレーターモード ボタン
    オペレーターモードのページに遷移します。
  • 運用モード ボタン
    運用モードのページに遷移します。
  • ログアウト ボタン
    ログアウトし、ログイン画面に戻ります。

1問1答モード

左のユーザー入力欄からユーザーの質問を入力して送信すると、チャットボットがユーザーが質問に対して類似度スコアの1番高い質問に対する回答を返します。

このモードでは学習は行われません。

オペレーターモード

左側がユーザーが見ている画面、右側がオペレーターが見ている画面の想定のデモページとなります。ここでは自動チャットボットは現れません。

左のユーザー入力欄からユーザーの質問を入力して送信すると、オペレーター画面に類似度スコアが高い順に質問・回答候補が表示されます。質問は太字、回答は通常のサイズの文字で表示されます。

管理画面(後述)にて学習モードがオンになっている場合、以下の条件で学習が行われます。

  • 2位以下の質問/回答を選択してそのまま送信した場合、ユーザーの質問と選択した回答ペアが学習されます。(この場合学習される回答は入力した回答ではありません。)
  • いずれの質問/回答も選択せずにオペレーターが回答を入力した場合

学習された場合は、<学習されました>と表示されます。

運用モード

ブラインドテストや運用時の表示の確認などを行う時に使用するモードです。

左のユーザー入力欄からユーザーの質問を入力して送信すると、チャットボットがユーザーが質問に対して回答を行います。

設定によって、チャットボットの回答が、変わります。以下のパターンがあります。

  • 質問に対して、1番スコアが高い回答を返す
  • 質問に対して、質問の聞き返しを行う
  • 質問にNGワードが含まれている場合、NG回答を行う
  • 該当がない場合、該当なしの場合のメッセージが表示される

ここで評価したログは管理画面の「ウィジェットログ」から閲覧・ダウンロード可能です。

チャットボット・ウィジェット

メニュー画面の画面右下に表示されます。

※ログインしている場合のみ回答します。

右下にウェブ上に表示するチャットボットのサンプルが表示されます。吹き出しマークをクリックするとチャット画面が表示されます。

こちらのチャットボットは実際のサイト上に配置する時と同じく、様々な設定が管理画面から可能です。

詳しくは下記、管理画面の設定項目を見てください。

2. 管理 画面

{与えられたURL}/admin/login/client

与えられたアカウントでログイン

(URL、アカウントは、利用申請者様にお知らせ致します。)

Q&A

Q&Aの確認・編集・登録が可能です。

追加ボタンにて追加ページに飛び、【質問】と【回答】欄に入力し、登録を行って下さい。

盛Q(同じ回答で、別の質問の言い回し)がある場合は【盛Q】と記載のある横の追加ボタンをクリックし、盛Qを下記のように追加していって下さい。

※「雇用条件を教えて」「雇用条件が知りたい」等の様な言いかえ表現では盛りQを追加頂く必要はございません。上記の例に関して、「人を雇ってるの?」等、完全に表層を言い換えた質問等を想定する場合に盛りQは必要となります。

QAや盛Qの修正が全て終わった後、データを学習するためにコミットメニューから【コミット】ボタンを押して下さい。

また、Q&AはCSVから登録することも可能です。

Q&AのCSVダウンロードを行い、質問・回答欄を埋めてからCSVアップロードボタンでアップロードして下さい。

TYPEの欄は空か、「盛Q」が入ります。もし盛Qと入っている場合、その行よりも上にある一番近いQ&Aの質問の盛Qとして登録されます。

CSVアップロードログ

Q&AのCSVをアップロードした時のログがこちらに残ります。

シナリオ

ユーザーと数回やり取りが必要で、やり取りの内容によって分岐したり回答を変化させる場合、シナリオを利用します。

シナリオのサンプルファイルは下記に配置してあります。

https://share.spjservice.com/scenario_sample.csv

ヘッダーは下記の順で並んでいます。ヘッダーは編集しないで下さい。

  • id,category,question,answer,type,value,label,next_id

ヘッダーの下からは実際のやりとりの行となります。1つのやり取りをフローと呼びます。

フローでは、回答のテキストや、条件分岐等を記載します。

id・・・フローのIDです。シートの中で一意にして下さい。

category・・・【開始フローにのみ記載】シナリオ名を記載して下さい。

question・・・【開始フローにのみ記載】そのシナリオに入る質問を記載して下さい。盛りQを入れる場合は、セル内に改行して入力して下さい。

answer・・・チャットボットからの回答となります。回答にはユーザーから得たパラメータを含めることが可能です。パラメータ名がparam1だったとすると、{{param1}}のように{{}}でくくることで、ユーザーからの回答をチャットボットの回答に展開することが出来ます。

type・・・ユーザーの回答タイプを指定します。下記の表参照

type 説明
text テキストの入力。入力制限無し
select 選択肢。valueの列に選択肢をカンマ区切りで入力して下さい。選択肢が8個以上の場合、ドロップダウンでの選択となります。
number 数値の入力
date 日付
time 時間
datetime 日時
message 入力無しで次のフローに飛ぶ
end シナリオ正常終了
error シナリオ異常終了

value・・・type=select の場合に、選択肢をカンマ区切りで入力。(例:「中国,日本,アメリカ」)

label・・・ユーザーから入力された値をパラメータとして取っておく場合のパラメータ名。answerで使用したり、ログにパラメータとして保存されます。パラメータは英数字のみで指定可能です。

next_id・・・次のフローのIDを指定します。下記の書き方が可能です。

数値のみ
  • 動作
    その数値のIDのフローに飛びます。

  • 100
条件指定
  • 動作
    []の中に条件を記載し、条件に一致した場合にその右に記載してあるIDのフローに飛びます。

    条件は上から処理されます。[]の中に何も書かないと、それまでの条件に一致していない場合そのIDに飛びます。

    []の中は”{パラメータ名}{演算子}{値}”のカンマ区切りの羅列となり、AND条件となります。演算子は=,<,<=,>,>=が使用可能です。

    例えば[param1=アメリカ,param2<10]102の場合、param1がアメリカで、かつparam2が10未満の場合にIDが102のフローに飛びます。

  • [param1=中国]101[param1=アメリカ,param2<10]102[param2>100]103[param2<=200]104[]105

シナリオログ

シナリオのログです。

項目 内容
ID シナリオログのID
パラメータ ユーザーの入力によってセットされたパラメータ一覧を下記形式で表示します。{パラメータ名}:{値}
状態 finish = 正常終了error = 異常終了active=継続中または途中離脱
シナリオ名 csvのcategoryにてセットしたシナリオ名
詳細会話ログ 実際のやりとりの会話のログを表示します

Q&Aカテゴリ

カテゴリの登録が可能です。カテゴリはQ&Aに対してつけることが出来ます。

※管理用なので、チャットボットの回答には影響しません。

シノニム

シノニムの確認・編集・登録が可能です。

シノニムとは同義語のことであり、例えば

スマホ = iPhone(大文字、小文字の区別はありません)

等を登録します。

消す=消去 等の一般的な同義語はデフォルトの辞書で対応してあります。

ひらがな・カタカナは別の単語として認識されるようになっていますので、両方使われそうな場合は、登録した方が良いです。

ウィジェットログ

ウィジェットから質問や候補の選択をされたログが閲覧・検索可能です。

項目 内容
ID ウィジェットログのID
質問ID 質問から回答までの1つの流れは同じ質問ID1つの流れとは、質問から評価までとなります。
モード チャットボットがどのような返答を返したかを表示・選択候補・・・選択肢を表示・ヒットせず・・・該当なしのメッセージを表示・即時回答・・・回答の即時表示。設定の一発回答下限スコアよりも高かった場合
HIT WORDS 選択候補で提示した質問について、どの単語がユーザーの質問に対してヒットしているかを表示
ユーザーの質問 ユーザーの質問を表示
回答 チャットボットが実際に回答した内容
NGフラグ(NGオプションをつけている場合のみ有効) NGワードにヒットしたかどうかをON/OFFで表示
評価 ユーザーが押した評価を表示
回答日時 チャットボットが最初に回答をした日時(=ユーザーが最初に質問をした日時)が表示

APIログ

チャットボットAPIが叩かれた時に残るログです。ウィジェットやデモ画面から叩いたログもここに残ります。

固有名詞

固有名詞の登録が可能です。固有名詞とは、商品名、人名、書名、曲名や映画のタイトルなどの作品名等を表します。例えば「君の名は」等は固有名詞となります。

固有名詞を登録すると、その固有名詞は一語の単語として取り扱われます。映画のタイトル等を正しくヒットさせたい時に有効なモードです。

サイト設置コード

ウィジェット配置環境を作成でき、配置するウェブサイトのリファラを設定することで、ウィジェットを配置することが可能です。

リファラは、下記のようなページに貼り付ける場合、

http://example.com/xxx/yyy/index.html

リファラ入力欄にはドメイン名までを入力してください。

http://example.com

グループ名は、管理用の適当な名前を入力して下さい。

※IEの場合、ドキュメントモードが最新になっていないと表示されません。

ドキュメントモードの既定が最新になっていない場合、チャットボットを設置するウェブサイトのに下記のmetaタグを埋め込んでください。

<meta http-equiv=”X-UA-Compatible” content=”IE=edge”/>

ユーザー

ユーザーを追加・編集・削除することが可能です。

ここで設定したID/PASSWORDにてユーザーログイン画面からログインすることが可能です。

設定

各種設定の編集が可能です。

学習モード

デモ画面の聞き返しモード、オペレータモードにてQAの学習を行うかどうかの設定です。

回答のHTMLタグ

回答にHTMLタグが含まれている場合、HTMLとして表示するかどうかの設定です。

最初の質問(1行に1質問を記載)

最初に質問候補を出したい場合に設定します。

複数行で指定し、1行が1つの質問となります。

BAD評価時メッセージ

(一部機能を有効にしているユーザーにのみ関係します。)悪い評価が行われたときのメッセージを設定します。

最初のメッセージ

(右下に出現するチャットボットwidgetで有効)チャットボットが最初に発言するメッセージを指定します

HITしなかった場合のメッセージ

(右下に出現するチャットボットwidgetで有効)ヒットした質問のなかで1番スコアが高かった質問のスコアが聞き返し回答下限スコア(後述)よりも低かった場合、もしくは何にもヒットしなかった場合にチャットボットが返答するメッセージを指定します。

該当しなかった場合のメッセージ

ユーザーが「該当なし」を選択したときのメッセージ

選択肢を出す際のメッセージ

回答が選択肢になる場合、選択肢の上部に表示する「以下からお選びください」のようなメッセージを設定します。

評価ボタンの前のメッセージ

設定すると、good, badの評価ボタンの前にメッセージが表示されます。

一発回答下限スコア

(右下に出現するチャットボットwidgetで有効)0 ~ 3.0 までの数値を設定します。

このスコアよりも高いスコアで質問がヒットした場合は、その質問の回答を即座に返します。

3.0の場合は全て質問を聞き返します。

聞き返し下限スコア

(右下に出現するチャットボットwidgetで有効)聞き返しする際の下限スコアを設定します。このスコアよりも高い回答のみを候補として提示します。

聞き返し下限スコアは一発回答下限スコアよりも低く設定してください。

スペルチェック

スペルが間違って入力されていた質問の置換を行う機能の有効・無効切り替え。例えば「ニュス」という単語は「ニュース」に置換されてから質問の検索が行われます。(オプションでスペルチェックを契約頂いている場合のみ有効)

悪口対策

悪口等のNGワードを事前に決めておき、そのワードが来た場合には特定の回答を返す機能の有効・無効切り替え。(オプションで悪口対策を契約頂いている場合のみ有効)

また、この機能を有効にすると、クエリに悪口が含まれていた際に、ウィジェットログのNGワードフラグがONになります。

要約モード

回答が長文の場合に、自動的に要約して表示し、【全文を読む】ボタンを押すとすべての文章が表示される機能の有効・無効切り替え。(オプションで要約モードを契約頂いている場合のみ有効)

ウィジェットにGOOD BADの評価をつける

ウィジェットで回答を提示した後、評価用のGOOD、BADのボタン表示をするかどうかを設定します。

盛りQが複数ヒットした時、親だけ表示する

ONの場合は回答の選択肢に盛りQであっても親の質問のみ表示し、OFFの場合はすべてのヒットした質問を盛りQの場合もそのまま表示します。

最大回答候補数

回答候補として表示する候補数を設定します。

1~7の間で設定可能です。

ウィジェットのウィンドウの幅(px)

ウィジェットを開いたときの幅のピクセル数を指定します。

350~600の間で指定可能です。

ウィジェットのウィンドウの高さ(px)

ウィジェットを開いたときの高さのピクセル数を指定します。

250~1000の間で指定可能です。

吹き出しをウィンドウフルサイズにする

チャット画面にて、デフォルトでは吹き出しの横にボットのアイコンが出ていますが、アイコンの下に吹き出しを表示し、吹き出しを幅いっぱいに表示するようにします。

2行表示にする

ユーザーのチャットの入力フォームを2行分の高さにします。

同期/コミット

同期

APIからのQA修正等を行った場合は、管理画面と最初に同期をとる必要があります。APIからの修正後、【同期】ボタンを押して下さい。

コミット

QAや盛Qの修正後、データを学習するために【コミット】ボタンを押して下さい。

ログ分析

チャットボットを利用し、全てのユーザからのクエリに対して、独自のAIアルゴリズムを用いて、質問の意図があると判断されたものを、重要度の高い順に表示します。

また、類似質問は同じグループ内にまとめて表示されるため、重要度の高い順に回数の多いクエリを参照する事で、ユーザからのクエリの質問内容の重要度の把握をできます。

画像タグ

設定のメッセージに挿入する画像をアップロードすることが可能です。

アップロードした画像をメッセージに埋め込む場合は、埋め込みタグをメッセージに貼り付けて下さい。

学習

一問一答モードやウィジェットにて、下記の条件のユーザーの質問一覧が、学習対象として表示されます。

・何もヒットしなかった質問

・ヒットしたが、正解が2つ目以下だった質問

・ヒットしたが、正解がなかった質問

ユーザーの質問欄に、ユーザーから投げられた質問が表示され、詳細欄には質問の詳細情報が表示されます。

ヒットした質問の場合は、【ユーザーに表示された回答候補】の欄にその時点でのヒットした質問とスコアが表示されます。(最新の結果ではないため、ご注意ください。)

質問に対する最新の結果は下部に表示されます。ここでは、質問を変えて検索することが可能です。

その質問についての対応が完了した場合、【チェック済みにする】をクリックして、【次へ】ボタンを押してください。

その質問の対応を保留にして、次の質問を表示したい場合は【保留にする】をクリックし、【次へ】ボタンを押してください。

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