あらすじ
プライバシーに関してはFacebookの利用開始当初から大きな心配の種でした。
それはGoogle、Apple、Microsoftといった全てのメッセージプラットホーム(例外もある)にも同様に感じています。
確かに言えることは、ケンブリッジ・アナリティカ(※)がFacebookに対して行った不法行為はFacebookのプライバシーの信頼性に大きな傷を残すということです。
※ ケンブリッジ・アナリティカ
かつて存在したデータマイニングとデータ分析を手法とする選挙コンサルティング会社(事務所は米国とイギリス)。フェイスブックの個人情報流出問題で情報の不正取得が疑われ業務停止。
通常プライバシーに関する不祥事は人々を怖がらせFacebook離れを起こします。
ExportTweetによると、2018年3月21日、#DelateFacebookというハッシュタッグはTwitter上に2時間で1万回以上現れました。
この記事を書いている時点では#DelateFacebookはTwitter上に26,200回も投稿されていて、Googleでは#DelateFacebookに関わる3,380,000件もの検索結果を表示しいています。
そのハッシュタッグはテレビニュースやニュースサイト、新聞などあらゆるメディアで使用されています。
チャットボット選定で“絶対に外せない”3つの確認ポイントとは?
本資料(無料 eBook)をご覧頂ければ、以下の事がスムーズに出来る様になります。
- 選定候補のAIチャットボットを客観的に比較する事
- 実機トライアルで準備・確認すべき事
- 自社に最適なサービスを見つけ、失敗せずに導入する事
Facebookのユーザ数推移
数字を見てみましょう。
2017年の第4四半期、Facebookは毎月22億人のユーザーに使用されました。
仮に5000万人(ケンブリッジ・アナリティカが使用したとされるFacebookユーザーのデータベースに相当する数)が自分のアカウントを削除したとしても、Facebookには21億5千万人ものユーザーが残ります。
それでも私は5000万人もの人がFacebookアカウントを消すことはあり得ないと思います。それはなぜか?
なぜならFacebookは既に多くの人にとって必要不可欠なものとなり、Facebookをチラチラと「覗く」ことが辞められない習慣になっていて、さらにFacebookは私たちが考えている以上のメリットを与えてくれるからです。
おまけに、2017年9月はFacebookMessengerのユーザー数が13億人に達しました。毎月Messenger上では2000万もの企業が人々と20億件ものメッセージのやり取りを行なっているのです!
これは莫大な数字であり、Messengerが世界最大のメッセージプラットホームというだけでなく、多くの人がそのプラットホームの利便性に魅力を感じているということです。
これも大多数の人がFacebookアカウントを削除することはあり得ないと思う理由です。
実は、削除されたアカウント数はTwitter上で使われた#DelateFacebookのハッシュタッグの回数と同じぐらいになると私は予想します。
つまり、FacebookとMessengerは決して無くなりません。
チャットボット・プラットフォームの代替案は?
しかし、Facebookが好きではなくなってしまった場合、チャットボット・プラットフォームの代替案は何でしょう?
ターゲットがアメリカなら、TwilioというSMS型のテキストサービスや、Amazon Alexa、Google Home等があります。
対象がヨーロッパやオーストラリアなら、Viber、Skype、Amazon Alexa、Google Homeの利用が考えられます。
対象が中国ならWeChatかQQ Messenger、他のアジアの国ならViber、Skype、KikやLINEがあります。
WhatsAppやSnapChat等はどうでしょう?
かつてセキュリティとエンドツーエンド暗号化(または終端間暗号化)で知られていたWhatsAppはチャットボットのサポートを提供していません。
その理由はWhatsAppを所有しているFacebookはWhatsAppのプラットホームでチャットボットを作成することに反対しているからです。
彼らはMessengerを推奨しているのです。
SnapChatや他のメッセージプラットホームも同様にチャットボットのサポートを提供していません。
現在、安全なメッセンジャーはあるでしょうか?
Viberはエンドツーエンド暗号化とプライベートチャットを提供しています。
また、Telegramも同様に厳重に暗号化されていて、両方ともチャットボットのサポートを提供しています。
Signal Private Messengerも新しい選択肢です。
これもエンドツーエンド暗号化とセキュリティによって守られていますが、チャットボットのサポートはまだ行われていません。
そうだとしても、今後このプラットホームには間違いなく注目すべきでしょう。
原文
https://chatbotslife.com/will-deletefacebook-impact-chatbots-b674d60c3612
チャットボットライフとの提携により、翻訳し掲載しています。
チャットボットライフとは、最新のボット、AI、NLP、ツール等を扱うメディアです。