無料で使えるチャットボット10選!選び方や導入方法をまとめて解説

「無料で使えるチャットボットサービスはあるの?」

「チャットボットサービスは無料でも導入できる?」

少しでもコストを抑えてチャットボットサービスを導入したい場合、無料で使えるものがあるのか気になるところですよね。

結論から言うと、無料で使えるチャットボットサービスはいくつかあります。

しかし、価格だけで決めてしまうと思ったように使えなかったり効果につながらなかったりするので、性能や特徴を見ながらじっくりと検討することが大切です。

そこでこの記事では

  • 無料で使えるチャットボットサービスの選び方
  • 無料で使えるチャットボットサービス10選
  • チャットボットサービスの導入方法

をまとめてご紹介します。最後まで読むとどのようなチャットボットサービスが無料で利用で利用できるのか比較検討でき、導入しようか判断できるようになるはずです。

自社に合うコスパ抜群のチャットボットサービスに出会うためにも、ぜひ参考にしてみてください。

1. 無料のチャットボットサービスの選び方

チャットボットサービスの選び方

まずは、無料のチャットボットサービスを検討する前に知っておきたい

  1. AI機能が搭載されているサービスを選ぶ
  2. 目的に合う機能が搭載されているかチェックする
  3. 使いたいツールや外部サービスと連携できるか確認する
  4. 無料プランで利用できる範囲を確認する
  5. 有料プランの価格も把握しておく
  6. 簡単に導入、管理ができるサービスを選ぶ
  7. サポート体制をチェックしておく

という7つのポイントをご紹介します。満足のいく無料のチャットボットサービスを選ぶためにも、ぜひチェックしてみてください。

1-1. AI機能が搭載されているサービスを選ぶ

無料のチャットボットサービスは、「AI搭載型」と「AI非搭載型」の2つに分けられます。

AI搭載型
(機械学習型)
AI非搭載型
(シナリオ型)
特徴蓄積されたデータをもとに分析し、ユーザーの意図を汲み取った回答ができる。あらかじめチャットボットに登録しておいた内容に沿った回答をする。
メリットデータが蓄積されればされるほど、一人一人に合わせた回答ができるようになる。登録された応答通りの答えをするため、回答が均一。
デメリットデメリットが蓄積されるのに時間がかかることがある。長文や難しい質問などに臨機応変な対応ができない。自分でメンテナンスをしないと回答の質が上がらない。
使いやすさ
ユーザー
の満足度

AI非搭載型はあらかじめチャットボットに登録されたルールやシナリオに沿って回答するため、臨機応変な対応ができません。また、チャットボットの回答の質を上げるには常にメンテナンスをし続けなければならないのでAI搭載型よりも手間がかかります。

一方で、AI搭載型はユーザーの回答やデータを分析し意図を把握し、適切な回答をするところが特徴です。データが蓄積されるほど回答の精度が向上し長文や表現の揺らぎも理解できるようになっていくので、メンテナンスにかかる時間が短縮できます。

例えば、ユーザーが「返品」と入力したときにAI非搭載型は「返品」をキーワードとしている回答しか表示できませんが、AI搭載型なら「キャンセル方法」「返品の仕方」「返品したいとき」など関連しそうなキーワードを分析し、ユーザーが欲しい答えまで導いてくれます。

問い合わせやカスタマーサポートなどチャットボットにある程度対応を任せたい場合は、回答の精度向上が見込めるAI搭載型を選びましょう。

【約8割のユーザーがAI搭載型チャットボットに興味がある】

goo AI x DESIGNが実施した「チャットボット実態調査レポート2019」によると、チャットボットを利用したことがある人の約8割がAI搭載型のチャットボットに興味があると回答しています。

AI搭載型チャットボットに興味がある比率参考:goo AI x DESIGN「チャットボット実態調査レポート2019」

その背景には、ユーザーに寄り添う提案や課題の解決といったより人間らしい対応を求める声がありました。

長く使い続けてもらうためには、チャットボットの精度や回答内容の充実度も重要なポイントです。ユーザーからの関心が強いAI搭載型のチャットボットが導入できれば、顧客満足度の向上にもつながるでしょう。

1-2. 目的に合う機能が搭載されているかチェックする

チャットボットはさまざま目的で導入されているため、同じ目的を持つサービスを選ばないと上手く活用できません。チャットボット導入時には、どのような課題解決ができるサービスなのかチェックしてみましょう。

最近の傾向として、チャットボットは大きく社外向けと社内向けの2つに分けられます。

チャットボット導入の目的主な機能
バックオフィス・社内向けチャットボット・情報システム部や総務の業務効率化を目的としたチャットボットでの問い合わせ対応
・会議室などの予約システム機能
・スケジュールの確認機能
・災害時の安否確認機能
カスタマーサポートなど社外向けチャットボット・ユーザーの問い合わせ対応
・ユーザーに合う商品や物件などの提案
・有人とチャットボットの対応切り替え
・雑談などユーザーとのコミュニケーション

社内向けチャットボットは社内の業務効率化や人員削減、仕事の負担の軽減を目的としているところが特徴です。問い合わせが集中しやすい情報システム部や総務の問い合わせ対応やスケジュール確認などに使用されています。

一方で、社外向けのチャットボットはユーザーへのサポートやファンの獲得、顧客満足度の向上が目的です。24時間対応の問い合わせ窓口としての活用やユーザーに合わせた商品などに使用できるツールが用意されています。

このように、目的に応じ揃っている機能が異なるためチャットボットサービスを決める前に

  • どのような目的でチャットボットを使いたいのか
  • どのような機能を使いたいのか

明確にしておきましょう。

1-3. 使いたいツールや外部サービスと連携できるか確認する

無料のチャットボットを選ぶときには、チャットボットを使いたいツールと連携できるか事前に確認しておきましょう。使いたいツールとの連携が簡単にできると、導入に手間がかからずすぐに稼働できます。

webサイトやwebでの問い合わせ窓口以外では、下記のようなツールと連携させることが多いです。

チャットボットの目的主な連携サービス
社内向けチャットボットLINEWORKS、チャットワーク、Slack、Microsoft Teamsなど
社外向けチャットボットLINE、Facebook、Skypeなど

社内向けのチャットボットを検討している場合は、チャットワークやSlackなど現在使用しているツールと連携できると導入しやすく、いくつものツールを使い分ける必要がありません。

カスタマーサポートや集客などBtoCで使いたい場合は、ユーザーが手軽に使えるLINEやFacebookなどのメッセージツールと組み合わせると稼働率が上がります。

このように、どのような外部ツールと組み合わせて使えるのかチェックしておくことでいざ導入したときに「webサイト以外で使えない」「他のツールと併用できない」ということが防げるでしょう。

1-4. 無料プランで利用できる範囲を確認する

無料でチャットボットサービスを利用したい場合には、どこまでの機能が無料で利用できるのか確認しておくことが大切です。

無料プランや低価格のプランは必要最低限の機能しか搭載されていないことが多いため、「使いたい機能が使えなかった」「追加料金がかかった」ということが起こりまます。

とくに

  • AI搭載のチャットボット機能
  • LINEやFacebookなど外部サービスとの連携
  • 電話などでのフォローサポート

は追加料金または上位プランにしか組み込まれていないことがあるので、事前に確認しておくようにしましょう。

1-5. 簡単に導入、管理ができるサービスを選ぶ

チャットボットの導入や管理が複雑なチャットボットサービスを選んでしまうと、自分でメンテナンスがしにくく思ったように運用できません。

無料のチャットボットサービスを選ぶときには、どのように導入し管理をしていくのかチェックしてみましょう。

導入・初心者でも使いやすい管理画面が用意されているか
・Q&Aのテンプレートが用意されているか
・導入のサポートが受けられるか
管理・自動でユーザー分析ができ、メンテナンスに活かせるようになっているか
・メンテナンスしやすい管理画面が用意されているか
・複数人で管理したい場合は共有できるようになっているか

導入時には初心者でも使いやすい管理画面が用意されているだけでなく、どのようなQ&Aを作ればいいのかテンプレートが用意されていると導入時の手間が省けます。

導入後のメンテナンスでは「ユーザーの問題は解決できているのか」「どのような質問が多いのか」などを自動分析し通知してくれる機能が備わっていると、満足度の高いチャットボットを目指せるでしょう。

このように、無料のチャットボットであっても監理者側の使いやすさも考慮してみてください。

1-6. 長く使用するため有料プランの価格も把握しておく

無料のチャットボットサービスには

  • 無料プランが用意されている
  • 無料トライアル期間が用意されており、トライアル後は有料となる

という2つのパターンがあります。とくに、無料トライアル期間があるチャットボットサービスを試しに使用してみる場合は、本格的に導入したらどれくらいコストがかかるのか事前に把握しておきましょう。

自社に合うチャットボットサービスだと思っても、ランニングコストが合わなければ長期的な導入が難しいでしょう。

また、一度チャットボットサービスを導入してしまうと「無料プラン以外は高いから他のサービスに変えよう」と思っても、管理方法やユーザーの利用方法が変更する可能性が高いので簡単には移行できません。

同じチャットボットサービスを長く使用するためにも、無料プラン以外の価格やプラン内容をチェックし検討するのがおすすめです。

1-7. サポート体制も確認しておく

無料で使えるチャットボットサービスは管理者が扱いやすいよう工夫されていることがほとんどですが、初めて利用するサービスなので導入方法や運用方法で分からないことが出てくる場合があります。

そこで、いざというときにどのようなサポートをしてくれるのか検討時に確認しておきましょう。電話でのサポートやよくある質問などのQ&Aの用意、利用者とコミュニケーションを取れる場所の用意などチャットボットサービスによりサポート体制は大きく異なります。

中には、有料プランにしかサポート体制が備わっていないこともあるため、注意が必要です。

  • どのような方法でサポートをしてもらえるのか
  • 無料期間や無料プランにもサポート体制は用意されているのか

を確認しておくと安心です。

チャットボット選定で“絶対に外せない”3つの確認ポイントとは?

無料のチャットボット資料

本資料(無料 eBook)をご覧頂ければ、以下の事がスムーズに出来る様になります。

  • 選定候補のAIチャットボットを客観的に比較する事
  • 実機トライアルで準備・確認すべき事
  • 自社に最適なサービスを見つけ、失敗せずに導入する事

2. 無料プランがあるチャットボットサービス3選

ここからは、無料プランが用意されているチャットボットサービスをご紹介します。

AIの搭載導入しやすさサポート体制
anybot×
HubSpot
direct×

どれも無料プランは用意されていますが特徴が異なるため、ぜひ比較検討をしてみてください。

2-1. any bot

any bot

出典:anybot公式サイト

anybotは、導入しやすさを重視しているところがの最大特徴です。独自のチャットボット作成ツールが用意されており質問や回答を入力するだけでチャットボットが始めらるので、webに詳しくない人でも手軽に導入できます。

また、チャットボット活用で獲得したユーザー情報が自動で届くシステムになっているので、ただチャットボットを運用するだけでなくユーザー分析や回答の精度アップができメンテナンスしやすいところもポイントです。

無料プランではデスクトップ用のwebチャットボットなら無制限で利用できますが、LINEへのチャットボット搭載やセグメント配信ができないなどの制限があります。

webサイトやweb上のお問い合わせページへのチャットボット導入に、時間と手間をかけたくない人におすすめです。

anybot

AI機能の有無なし
SNS・外部連携無料プランではLINEやFacebook連携に制限有
無料プランの機能・チャットボット(利用はデスクトップのみ)
・チャットボットのデザインカスタマイズ
・利用ユーザーの分析や情報を自動通知
おすすめの使い方・webサイト(カスタマーサポートページ)の問い合わせ対応
導入のしやすさ〇(約3分で作成可能)
サポート体制無料プランではチャットボットによる自動対応のみ
無料プラン以外のプラン・スタンダードプラン:15,000円(1万ユーザーあたり)
・プロプラン:30,000円(1万ユーザーあたり)
公式サイトanybotの公式サイトはこちら

2-2. HubSpot

HubSpot

出典:HubSpot公式サイト

HubSpotは120カ国以上で使用されているマーケティングプラットフォームで、チャットボット機能を無料で提供しています。

HubSpotのチャットボットの強みは、コード不要で誰でも簡単にチャットボットが作成できるシステムを採用しているところです。

自動応答メッセージには多彩なテンプレートが用意されており、初めてチャットボットを作成する場合でもどのような回答があればいいのかイメージしやすくなっています。

導入のしすやさを重視してチャットボットを選びたい場合は、ぜひチェックしてみてください。

HubSpot

AI機能の有無
SNS・外部連携無料プランではMessengerとの連携が可能
無料プランの機能・チャットボット
・利用ユーザーの分析や情報を自動通知など
おすすめの使い方webサイトやMessengerでの問い合わせや質問対応
導入のしやすさ〇(チャットボットメッセージ文のテンプレート用意)
サポート体制無料プランではコミュニティのみ(質問の投稿、他の回答の閲覧)
無料プラン以外のプランマーケティングやカスタマーサービスなど目的に合わせたセットプラン有
公式サイトHubSpotの公式サイトはこちら

2-3. direct

direct

出典:direct公式サイト

directのチャットボット「daab」は専用のボット開発ツール「daabSDK」を使い開発しなければならないため、導入には手間がかかります。社内エンジニアに依頼をしたり社外サービスを利用し構築依頼をしたりする必要があります。

その分設計の自由度は高く自社の業務内容にリンクさせながら、社内の業務効率化や管理に注力したチャットボット導入ができるところが特徴です。

例えば、MicrosoftOffice365の内容を参照し予定を教えてくれたりチャットボットとの会話で日報が作成できたりとビジネスシーンで使えるような工夫ができます。

チャットボット開発に精通しているスタッフがいる場合や社内の業務効率化に力を入れたい場合は検討してみてください。

direct

AI機能の有無
SNS・外部連携daabSDKを使用した開発次第で、GoogleAppsやOffice 365と連携可能
無料プランの機能チャットボット作成のための開発ツール「daabSDK」の提供
おすすめの使い方社内の業務効率化
導入のしやすさ×(専門的な知識を持った人による開発が必要)
サポート体制開発者向けコミュニティフォーラムへの参加、手順書の準備
無料プラン以外のプラン・ベーシックプラン:月額6,000円
・プラスプラン:月額15,000円
・プレミアムプラン:月額27,500円
・マックスプラン:月額50,000円
公式サイトdirectの公式サイトはこちら
【Repl-AIは2021年3月末で終了するので注意!】

Repl-AI
出典:Repl-AI公式サイト

無料プランがあるチャットボットサービスとして「Repl-AI」もありますが、Repl-AIはサービス提供が2021年3月末で終了してしまいます。

終了後にはNTTドコモから提供される「SUNABA(無料)」または「ドコモAIエージェントAPI(有料)」への引継ぎができますが、SUNABAは商用目的では利用できないためすぐに有料プランに切り替わることになります。

一度作成したチャットボットをコストを抑えながら長く運営をしていくことを考えると、導入時には避けたほうがいいでしょう。
失敗しないチャットボットの選び方とは?

3. 無料トライアル期間があるチャットボットサービス7選

続いて、無料トライアル期間が設けられているチャットボットサービスを厳選してご紹介します。

無料期間AIの搭載導入しやすさサポート体制
Neurox チャットボット30日間
CLOVAChatbot90日間
chatplus10日間
Syncpit60日間
inCircle30日間
AI.BiSトライアル期間不明
FirstContact20日間

目的に合わせて使える優秀なサービスが揃っているため、ぜひチェックしてみてください。

※無料期間は一時的なものとなり、終了後は有料プランに切り替わるため注意しましょう。

3-1. Neurox チャットボット

Neurox チャットボット

出典:Neurox チャットボット公式サイト

Neurox チャットボットはAI搭載型で、ユーザーの意図を理解できる力が高いところが特徴です。言葉の揺らぎや多彩な言葉への言い換えにも対応しており、理解できる言葉の幅が広くユーザーに寄り添う応答ができます。

他のチャットボットに比べて長文や複数のキーワードが入っている文章が読解でき、的を得た回答ができるため「チャットボットだけでは解決しない」というストレスから解消されるでしょう。

また、下記のように導入とメンテナンスのしやすさにもこだわっています。

  • 導入時:Excelに質問と回答を記入しインポートをするだけで導入ができる。言葉の揺れに対応する能力が備わっているため、細かなことを気にしないで作成できる。
  • メンテナンス時:ユーザーからの問い合わせを自動分析し、足りない質問や重要度の高い質問を自動抽出してくれるのでメンテナンスが楽にできる。

いざチャットボットを導入しようとしたときに壁となるのがメンテナンスや導入のしやすさですが、手厚いフォローで長い間快適に使えるようになっているところも嬉しいポイントです。

無料期間は要問い合わせとなっていますが、メンテナンスのしやすさやAIの精度にこだわりたい場合はぜひ検討してみてください。

Neurox チャットボット

無料トライアル期間30日間
AI機能の有無あり
SNS・外部連携LINEなどと外部連携が可能
主な機能・チャットボット
・不足している問い合わせ内容の自動抽出
・自動スペルチェック(スペルミスがあると蓄積される情報の精度が下がるため)
・利用ユーザーの分析や情報を自動通知など
おすすめの使い方ユーザーの意図を組むチャットボットを導入したカスタマーサポートや問い合わせ
導入のしやすさ〇(CSVで質問と回答をインポートできる)
サポート体制無制限お問合せサポート
無料プラン以外のプラン要問い合わせ
公式サイトNeurox チャットボットの公式サイトはこちら

3-2. CLOVA Chatbot

CLOVA Chatbot

出典:CLOVAChatbot公式サイト

CLOVAChatbotは、LINEが開発したAIアシスタント「CLOVA」を搭載しているチャットボットサービスです。LINEの公式チャットボットサービスなだけあって、LINEとの連携がしやすいところが大きな特徴です。

LINE画面で表示したときにユーザーが使用しやすいよう、下記のような選択式回答ボタンや商品紹介ができるタブ設定ができます。

LINE公式アカウントのメッセージタイプ例

チャットボットは短くシンプルな回答が基本なので情報が伝え切れないと困ることがあるかもしれませんが、選択式の回答や画像付きのリンクなどを組み合わせることでユーザーの意図を組みながら適切な回答へと導けるようになります。

また、AIの精度にも自信を持っておりチャットボットに2,000件のシナリオを登録した場合の正解率は84.7%だったという結果も出ているため、より自然な会話を実現できるでしょう。

無料での利用期間は3か月となっているため無料で使い続けることはできませんが、LINEにチャットボットを導入したいと考えている人におすすめです。

CLOVAChatbot

無料トライアル期間90日間
AI機能の有無あり
SNS・外部連携LINE、Facebookと外部連携が可能
機能・チャットボット
・チャットボットのデザインカスタマイズ
・利用ユーザーの分析や情報を自動通知
・多言語対応など
おすすめの使い方LINEと連携した問い合わせや商品販売、サービスサポート
導入のしやすさ〇(管理画面で設定可能)
サポート体制別途相談でフォローサポート有
無料プラン以外のプランCommercial:月額50,000円
Enterprise:要問い合わせ
公式サイトCLOVAChatbotの公式サイトはこちら

3-3. chatplus

chatplus

出典:chatplus公式サイト

chatplusは、ブランドや企業のチャットボットを複数人で運営したいときにおすすめのサービスです。

1つのIDを使い複数の端末からログインできるため管理しやすいだけでなく、専用アプリが用意されているためどこからでもメンテナンスや返答ができるようになっています。

また、ユーザーが使いやすいよう下記のような機能が備わっているところも魅力的です。

  1. インターフェイスの改善:スマートフォンやパソコンなどどのデバイスからでも見やすいよう改良を続けており、他のサービスより4倍の効果をあげている。
  2. チャットボットの表現内容が多彩:動画送付や問い合わせフォームの送信など、目的に合わせて使い分けることが可能。
  3. AIチャットボットプランが用意されている:AI搭載型のプランが用意されており、自動学習機能を使い回答の精度を高めていける。

チャットボットの表示方法や機能にこだわっているため、ただチャットボットを設置するのではなく顧客満足度の向上や人件費削減などの結果に結びつきます。

無料での利用期間は10日間と短いですが、月額1,500円からプランが用意されているため比較的継続利用しやすいでしょう。

chatplus

無料トライアル期間10日間
AI機能の有無あり(プランにより異なる)
SNS・外部連携LINE連携はビジネスライトプラン以上
機能・チャットボット
・チャットボットのデザインカスタマイズ
・専用アプリでの管理
・利用ユーザーの分析や情報を自動通知
・プライバシーポリシーマーク表示など
おすすめの使い方複数人での問い合わせ管理やカスタマーサポート運用
導入のしやすさ〇(専用アプリで設定可能)
サポート体制よくある質問をまとめたページ有
無料プラン以外のプラン・ミニマムプラン:月額1,500円(年契約の場合)
・ビジネスライトプラン:月額9,800円(年契約の場合)
・ビジネスプラン:月額15,800円(年契約の場合)
・プレミアムプラン:月額28,000円(年契約の場合)
・AIチャットボット:月額150,000円(年契約の場合)
公式サイトchatplusの公式サイトはこちら

3-4. Syncpit

Syncpit

出典:Syncpit公式サイト

Syncpitは、情報システム部や総務など社内情報を扱う部署の業務効率化をサポートするビジネスチャットサービスです。バックオフィス特化型となっており、従業員の満足度向上や総務などの対応工数削減が目的となっています。

従業員からよくある問い合わせをチャットボットに登録するだけで、問い合わせ内容に合う答えを表示してくれるので自己解決することができ、無駄な業務が発生しません。

Syncpitチャットボット画面

また、忙しい業務の合間をぬってチャットボットが運用できるよう、下記のような工夫がされています。

  1. FAQ作成などの手間が省けるようプリセットが用意されており、テンプレートを使い簡単にFAQを作成できる。
  2. 見やすいダッシュボードが用意されているため、パッと見ただけでチャットボットの利用状況や解決につながっている質問などをチェックできる。
  3. よく利用されているFAQをランキング形式で通知してくれるので、チャットボットの運用促進や利用状況の確認に活用できる。

とくに、「どのようなFAQを用意したらいいのか分からない」「一からチャットボットを作るは大変」という声を解消するプリセットの用意は嬉しいポイントです。

無料の利用期間は60日間となっており、継続利用するには初期費用30,000円と1ユーザーにつき月額100円かかります。

Syncpit

無料トライアル期間60日間
AI機能の有無あり
SNS・外部連携LINE WORKS、チャットワーク、Slack、Microsoft Teamsなど
機能・チャットボット
・専用アプリでの管理
・利用ユーザーの分析や情報を自動通知
・連絡業務機能など
おすすめの使い方総務や情報システム部など社内の作業効率化
導入のしやすさ〇(プリセット済み)
サポート体制よくある質問をまとめたページ有
無料プラン以外のプラン初期費用30,000円+1ユーザー月額100円
公式サイトSyncpitの公式サイトはこちら

3-5. InCircle

InCircle

出典:InCircle公式サイト

InCircleも、社内向けのビジネスチャットサービスです。プランやオプション機能によって利用できる範囲は異なりますが、ビジネスシーンで役立つ下記のような機能が用意されています。

  1. FAQ機能:従業員からの問い合わせが集約でき業務効率化につながる
  2. 文書管理機能:チャットボットに書類のタイトルなどを入力することで、OneDriveやsharePointから目当ての文書が簡単に探せる
  3. スケジュール予約:会議室の空き状況や参加メンバー確認をチャットボットで完結でき、予約管理をする手間が省ける
  4. 名刺ボット:会社名や名前を入力することで名刺の情報を取り出すことができ、顧客管理がしやすくなる
  5. 安否確認やアンケート:社員の安否確認やアンケートが実施でき、情報の収集が簡単にできる

このように個人的な業務から社内全体の業務効率化まで、幅広く活用できるところが特徴です。

トライアル期間は30日間で本登録は1ユーザー180円~となっていますが、チャットボットの全機能を使うためには別途料金がかかります。

inCircle

無料トライアル期間30日間
AI機能の有無あり
SNS・外部連携LINE、SharePoint、One Drive、Sansanなど
機能・チャットボット
・文書、名刺管理
・スケジュール予約
・機能のカスタマイズ
・災害時の安否確認など
※機能によっては別途料金発生
おすすめの使い方社内の作業効率化
導入のしやすさ△(管理画面はあるが操作のしやすさを重視していない)
サポート体制無料プランからヘルプデスクサポート有
無料プラン以外のプラン1ユーザー月額180円~
※機能によっては別途料金発生
公式サイトinCircleの公式サイトはこちら

3-6. AI.BiS

AI.BiS

出典:AI.BiS公式サイト

AI.BiSはAI搭載型のチャットボットサービスで、自社の見込み客やファンを見極めて営業をサポートしてくれるところが特徴です。

下記のように、既存客や見込み客を見極めて労力や手間をかけずにユーザー分析やチャットボットでの営業サポートができるようになっています。

ユーザ分析・営業サポート

① 見込み客をターゲットとした機能

あらかじめ設定したターゲット層に当てはまる人が自社サイトを訪問した際にチャットボットから通知を受け取ることができ、どのような客層に利用されているのが分析できる。

また、設定した条件と合致したサイト訪問者を見極めチャットボットが話しかけてくれるため、見込み客になり得るユーザーと接点を持つことが可能。

② 既存顧客をターゲットとした機能

会員証などの情報と照合し既存客かどうかを見極めるられる。会員登録があるサイトでは会員かどうか判断して、条件に当てはまるユーザーにのみチャットボットを表示させることができる。

また、自社サイトの滞在時間や訪問経路、チャットボットの表示回数などの分析もできるため、見込み客やリピーターを確保するためのサイト構築にも役立ちます。

申し込みをすることで無料でデモンストレーションを受けることができますが、詳しい期間や内容は要お問い合わせとなっています。

AI.BiS

無料トライアル期間
AI機能の有無あり
SNS・外部連携
機能・チャットボット
・チャットボットのデザインカスタマイズ
・チャットボットを表示する条件の絞り込み設定
・ターゲット顧客設定
・利用ユーザーの分析や情報を自動通知など
おすすめの使い方BtoB、BtoCのサイト上での営業活動サポート
導入のしやすさ△(問い合わせや研修を受ける必要がある)
サポート体制研修制度やサポート体制有
無料プラン以外のプラン月額29,800円~(初期費用は別途相談)
公式サイトAI.BiSの公式サイトはこちら

3-7. FirstContact

FirstContact

出典:First Contact公式サイト

FirstContactはAI搭載のチャットボットサービスで、多彩な会話形式に対応しているところが特徴です。テキストでの会話だけでなく画像の挿入や選択式のボタン設置などが可能で、ユーザーの求める回答を導きやすくなっています。

下記のように、業種や目的に合わせて画像や申し込みタグなどを取り入れたユーザーの行動につながるチャットボット運用が可能です。

チャットボット運用例

また、上位プランを選択すれば外部サービスとも連携して音声での自動回答や代行での有人対応との併用などより柔軟な対応ができるようになるところも魅力だと言えるでしょう。

例えば、簡単な質問はチャットボットに解決してもらい、複雑な質問は有人対応に切り替えるなど、問い合わせ内容により振り分けられるので業務効率化や販売促進につながります。

無料期間は20日間となっており、その後は3つの料金プランから選択し継続利用することになります。

FirstContact

無料トライアル期間20日間
AI機能の有無あり(プレミアムプラン以上)
SNS・外部連携LINE、Facebookと外部連携が可能(追加料金)
機能・チャットボット
・チャットボットのデザインカスタマイズ
・有人対応や音声対応との切り替え
・多言語対応・利用ユーザーの分析や情報を自動通知など
※プランにより使用できる機能が異なる
おすすめの使い方ユーザーの問い合わせ対応
導入のしやすさ〇(簡単に設置できる)
サポート体制電話サポート有(プレミアムプラン以上)
無料プラン以外のプラン・スタンダードプラン:月額2,980円~
・プレミアムプラン:月額12,000円~
・プロプラン:月額25,000円~
公式サイトFirstContactの公式サイトはこちら

チャットボット選定で“絶対に外せない”3つの確認ポイントとは?

無料のチャットボット資料

本資料(無料 eBook)をご覧頂ければ、以下の事がスムーズに出来る様になります。

  • 選定候補のAIチャットボットを客観的に比較する事
  • 実機トライアルで準備・確認すべき事
  • 自社に最適なサービスを見つけ、失敗せずに導入する事

4. 無料で使えるチャットボットサービス一覧

第2章、第3章で紹介した無料で使えるチャットボットサービスを一覧にしてみました。無料期間やAI搭載の有無など、重要なポイントを比較検討できるため、ぜひ参考にしてみてください。

無料期間AIの搭載導入しやすさサポート体制
anybot無料プラン有×
HubSpot無料プラン有
direct無料プラン有×
Neurox チャットボット30日間
CLOVAChatbot90日間
chatplus10日間
Syncpit60日間
inCircle30日間
AI.BiSトライアル期間不明
FirstContact20日間
失敗しないチャットボットの選び方とは?

5. 無料のチャットボットサービスの導入手順

無料のチャットボットサービスは、下記のような6つの手順に沿って導入してきます。

チャットボットサービスの導入手順

具体的にどのように導入していくのか細かく解説していくので、導入方法が心配だと感じている人はぜひチェックしてみてください。

5-1. 目的に合う機能を兼ね備えているサービスを選ぶ

第1章の無料のチャットボットサービスの選び方でもご紹介したように、まずはどのような目的でチャットボットサービスを導入するのか明確にしましょう。

下記の図のように社内向けなのか社外向けなのかを決め、「問い合わせ窓口を作りたい」「業務効率化を目指したい」など細かな目的を挙げていきます。

チャットボット導入目的の明確化

例えば、業務効率化を目的とした社内向けのチャットボットを作りたい場合は、問い合わせやスケジュール管理など業務効率化に結びつくチャットボット活用ができる機能が備わったサービスがおすすめです。

一方で、社外向けの問い合わせ窓口を作りたい場合は、FAQに特化したチャットボットサービスが向いています。商品のPRや顧客との接点を作りたい場合はQ&Aだけでなく、自由にシナリオを組めるような機能も備わっていると活用しやすくなります。

このように、

  • どのような目的でチャットボットサービスを導入するのか
  • 目的を達成するためにはどのような機能が欲しいのか

を明確にして、使ってみたい無料のチャットボットサービスを決めましょう。

5-2. チャットボットを開始するために必要な情報をまとめる

使用する無料のチャットボットサービスが決定したら、回答パターンや予測される質問などチャットボットに登録する情報を決めていきます。

問い合わせ窓口やカスタマーサポートとして使用する場合は、今までの質問や問い合わせを分析して回答や質問を用意しておきます。

ファンの獲得や商品紹介に使用したい場合はターゲットとなるユーザーを想定し、親しみやすさを感じられる会話やコミュニケーション方法を検討する必要があるでしょう。

導入前の下準備で初動の回答の精度やユーザーの満足度が決まってしまうので、時間をかけてじっくりと検討してみてください。

5-3. チャットボットサービスを導入する

無料のチャットボットサービスを開始するための情報が揃ったら、決めておいたチャットボットサービスを導入します。

導入方法はサービスにより大きく異なるため、チャットボットサービスの申し込み時に確認しておくといいでしょう。

5-4. デモ運用をする

無料のチャットボットサービスが導入できたら、まずはデモ運用をしましょう。

用意した質問や回答は机上の空論でしかないので、実際に運用してみると「思っていた回答に結びつかない」「他の質問も想定される」ということが起こります。いきなり本格的な運用を始めると顧客満足度が低下する可能性があるので、おすすめできません。

1か月~3か月ほどデモ運用をしてみて、見つかった問題点や改善点を分かるようにしておきましょう。無料トライアル期間のあるチャットボットサービスの場合は、無料期間がデモ運用で消化されることが多いです。

5-5. デモ運用の問題を解決し本格的な始動日を決める

デモ運用が終わったら本格的な運用に向けてメンテナンスをし、チャットボットの始動日を決めます。始動日までにデモ運用で見つかった改善点を直し、本格的な運用に備えましょう。

社内向け、社外向けのどちらの場合でも事前に告知をしておくことで、周知ができ利用者アップにつながります。

5-6. 導入後は定期的にアップデートをする

無料のチャットボットサービスは、導入をしたら終わりではありません。回答の精度を高めるために、メンテナンスをし続けていくことが重要です。回答の精度が低い、使いにくい状態が続くとユーザー離れが進み、せっかく導入したのに業務効率化や成果に繋がらないことになります。

チャットボットユーザーの分析を参考にしながら「どのような質問、回答が足りないのか」「どのような機能があると使いやすいのか」検討をし、随時アップデートをし続けるようにしましょう。

6. 無料のサービスには限界があるので注意

無料チャットボットの限界

第2、3章で紹介したように無料で利用できるチャットボットサービスは存在しますが、ずっと使い続けていくのには限界があります。

無料プランの場合は機能制限や登録者数、メッセージ数に制限がある場合が多く、利用者が増えると無料プランのみでは対応できなくなるでしょう。

また、無料トライアル期間があるチャットボットサービスはいずれは有料プランに切り替わるため、無料で使い続けられるわけではありません。

ランニングコストがかからないことが魅力的ではありますが、それよりも目的やサービスの特徴に合わせて検討したほうがよさそうです。

7. まず無料で試したいなら「Neurox チャットボット」

Neurox チャットボットは

  • 高精度なAIを搭載しているため、ユーザーの意図をくみ取りコミュニケーションが取れる
  • 導入とメンテナンスがしやすく、負担がかからない
  • カスタマイズの自由度が高く、目的に合わせた導入ができる

という3つのポイントが揃っています。ユーザー満足度が高く、販売促進や業務効率化など成果に結びつけられるところが大きな特徴です。

無料トライアル期間も用意しているので、どのようなチャットボットサービスを利用してみようか迷っている場合はお気軽にお問い合わせください。

8. まとめ

いかがでしたか?

無料で使えるチャットボットサービスが把握でき、自社に合いそうなサービスが見つけられたかと思います。最後にこの記事の内容をまとめてみると

無料で使えるチャットボットサービスの選び方は次の7つ

  1. AI機能が搭載されているサービスを選ぶ
  2. 目的に合う機能が搭載されているかチェックする
  3. 使いたいツールや外部サービスと連携できるか確認する
  4. 無料プランで利用できる範囲を確認する
  5. 有料プランの価格も把握しておく
  6. 簡単に導入、管理ができるサービスを選ぶ
  7. サポート体制をチェックしておく

無料で使えるチャットボットサービスは下記の通り

無料期間AIの搭載導入しやすさサポート体制
anybot無料プラン有×
HubSpot無料プラン有
direct無料プラン有×
Neurox チャットボット30日間
CLOVAChatbot90日間
chatplus10日間
Syncpit60日間
inCircle30日間
AI.BiSトライアル期間不明
FirstContact20日間

無料で使えるチャットボットサービスの導入手順は下記の通り

  1. 目的に合うチャットボットサービスを選ぶ
  2. チャットボットサービスを導入するためひ必要な情報を集める
  3. 無料のチャットボットサービスを導入する
  4. デモ運用をする
  5. デモ運用の改善点を踏まえて本格的な始動日を決める
  6. 導入後は定期的にアップデートをする

無料で使えるチャットボットサービスには限界があるので、長期的な視点で目的に合うサービスを選ぶこと

この記事をもとに、目的に合ったチャットボットサービスが検討できるようになることを願っています。