チャットボット・プラットフォームのメリット/デメリット

あらすじ

チャットボットを作る為のプラットフォームにはChatfuel、Manychat、Flowxo、Botsify等の様々なものがあります。

ところが、ある点に関してチャットボットの専門家の多くが、未だに答えていないと私は思います。

チャットボットの開発にプラットフォームを使用すべきか?

または、ゼロからボットのコードを書いてくれる開発者を雇うべきか?

という点です。

過去一年間の間に作られたチャットボット開発ができるサイトをだいたい利用してみました。

私は一からチャットボットを開発する技術チームのマネージをしていて、この一年間で30以上のお客様から仕事の依頼がありました。

チャットボット開発の過程に関することであれば、あなたのビジネスにとって最良な決断のお手伝いをしたいです。

チャネルとプラットフォーム

チャネルとプラットフォームを混同しないようにしましょう。

チャネルはFacebook Messenger、Slack、Skype、WeChat、Telegram、Kik、Twilioなどのチャットボットをライブで公開できる様々なメッセンジャーの媒体を指します。

各チャネルはチャットボット開発用プラットフォームに使うAPIを公開していて、インターフェースの使い勝手を簡潔にしてくれます。

ですから、あなたはそれぞれのAPIについて理解し実装しなくても、それらを使用することができます。

チャットボット開発に用いるプラットフォームには2種類あります。

一つはsmooch、flowXO、motionAIなどの複数のチャネルを対象にしています。

それらのインターフェースを使用すれば、一つの流れを構築し、チャットボットを作って様々なチャネルにリンクさせるということがたった数回のクリックによって行えます。

もう一方は特定のチャネルを対象にしたものです。

例えば、Chatfuel、Many Chat、Botsifyなどを使用して作られたチャットボットはFacebook Messengerにしか対応していません。

両者には長所もあれば短所もあり、それらについては後ほど本記事で紹介します。

チャットボット・プラットフォームのメリット

プラットフォームが支持される理由は、一行のコードも書くことなく簡単に使えるインターフェースでチャットボット制作ができるからです。

あなたの技術的な知識量によって、プラットフォームの理解に数時間ぐらい要することがあります。

適切に理解すれば、基本的なチャットボットなら僅か数分の内に作ることができます。

他の重要なメリットは、チャットボットのホスティング環境の心配やサーバー設定の検討をする必要が全くない点です。

中にはボットが大きなアクセスを集めない限り無料で使えるプラットフォームもあれば、チャットボットを訪れる固有のユーザー数に基づいて利用料が決められるプラットフォームもあります。

しかしこの時点では、ほとんどのプラットフォームはあなたに自社のインターフェースを使わせるために無料のプランを提供しています。

なので費用について悩むことなく始めることができます。

いかなるチャットボットでも核になるのは自然言語処理(NLP)です。

NLP技術に応じてボットは賢くなります。

基本的なチャットボットには初歩的なNLPが必要であり、それぞれのプラットフォームがあなたにボット・トレーニング・モジュールを提供できるよう尽くしています。

そのモジュールは素早く理解でき、あなたのチャットボットを優秀にしてくれます。

チャットボット・プラットフォームのデメリット

チャットボット・プラットフォームのデメリットは、ボットをカスタマイズさせようとするときに現れます。

将来的にボットをオリジナルなものにカスタマイズしようとしても、プラットフォームのインターフェースをあなたはコントロールできないので、問題になるでしょう。

あるポイントで、プラットフォームのカスタマイズを諦めるか、ゼロから自分のボットを開発するかという判断に迫られることになります。

Facebook Messenger、Slack、Skype、Telegramなどのチャットボット・チャネルは頻繁に変化を繰り返しています。

理由は簡単です。チャットボットは新しいものであり、チャネルは常にユーザーの行動及び開発者のフィードバックに目を光らせています。

プラットフォームは必要に応じて素早く変更を加えるので、更新があるたびにまずはプラットフォームが適応するのを待つ必要があり、それから操作を行えるようになります。

あなたがゼロから開発したボットの場合は、更新されたバージョンにすぐに統合することができます。

全てのチャットボット・チャネルには、Facebook MessengerのようにサポートテキストやボタンやクイックリプライやカルーセルなどのUIエレメントが備わっています。

Slackに関してはテキストとボタンはサポートされていますが、クイック・リプライはサポートされていません。

現在、プラットフォームにとって全てのチャネルに対応するボット制作ができる一つのインターフェースを提供することが課題と言えるでしょう。

その問題に対していくつかの対策も考えられていますが、チャネルの中にはUIエレメントが欠如する恐れがあるものもあり、あなたの全体的な対話UXに大きな影響を与える可能性があります。

経験に基づいたアドバイス

もしあなたが開発者でチャットボットの世界に足を踏み入れたいと思っているなら、チャットボット・プラットフォームを操作することで、素早くチャットボットのインターフェースについて理解することができるので、まずはいくつか実際に操作してみるといいでしょう。

あなたが技術者でないなら、プラットフォームを使用して基礎的なボット制作をすることを強く勧めます。

それによってあなたが望むチャットボットの完成形やフロー(ボットの動作)を洗練させることができるので、スムーズに仕事を進めることができます。

拡張可能で会話の流れを完全にコントロールできるチャットボットを作りたいのならゼロから開発することをお勧めします。

初歩的なコードならgithub等で手に入れることができます。

まずはHerokuの無料のホスティングを利用し、将来的にあなたのボットへの訪問者数が大きく増えれば、AWSかAzureかBluemixなどに移行すればいいかと思います。

所要時間の観点で見てみると、ボットをゼロから作った場合にはプラットフォームを使った場合に比べ、環境構築等に余計にかかってしまいます。

しかし、環境設定が終われば新しい動作や機能を追加するためにかかる時間はほとんど変わりません。

適切に構成されたコードが必要なだけです。

まとめ

チャットボットのコンセプトを遊び程度に見てみたいという方や、コンセプトを検証するために基本的なチャットボットを作りたいという方、今の段階では開発者を雇う経済的な余裕がないという方にはチャットボット・プラットフォームをお勧めします。

もしあなたが本気でボットを自分のビジネスのために使用することを目的とし、高いレベルでの拡張が可能で柔軟性に富んだボットを求めるなら、ボットをゼロから構築し、それからチャネルごとに可能性を深く追求していくと良いと思います。

原文

https://chatbotslife.com/build-chatbot-from-scratch-or-with-bot-platforms-87e55d4c795c

チャットボットライフとの提携により、翻訳し掲載しています。
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