NLP、NLU、NLGとは?(自然言語処理、自然言語理解、自然言語生成)

チャットボットについて語る際に、NLP、NLU、NLGのように色々な略語がよく使用されます。

これらは一見すると全て同じようなものと考えられがちです。

チャットボットの特徴をよく理解するために、これらの用語の意味も考えていきましょう。

1.NLP (Natural Language Processing):自然言語処理

日本語では自然言語処理と呼ばれ、機械に人間の言葉を理解させる技術です。

より詳細を説明すると、適切なアクションと、レスポンスをユーザに理解可能な言葉で伝えるために用いられるものです。

2.NLU (Natural Language Understanding):自然言語理解

NLU:自然言語理解とはより狭い範囲に限定したNLPです。

NLPとの違いは、より機械にとってフレンドリーな言語理解を行う事を目的としており、構造化されていないテキストを受け取った場合に、それを機械に解釈可能な形式に落とし込む役割を担います。

人間は、これらの構造化されていないテキストもうまく解釈できますが、機械にとっては通常非常にハードルの高い課題になります。

3.NLG (Natural Language Generation):自然言語生成

NLUのプロセスを、文章生成に応用し、文章を生成するために用いられます。

さて、ここで他人とコミュニケーションを行う場面を想定してみましょう。

あなたの母親が、あなたに果汁100%のオレンジジュースを買いに行くように指示をしました。

あなたの最初の質問は、母親がいくらのジュースを買いたいのかに関する確認です。

母親は1Lのオレンジジュースを欲しがっています。

さて、ここであなたはオレンジジュースそのものは1Lで探す事はできますが、果汁100%のオレンジジュースの1Lのものを探すことは難しいと気付きました。

そこで、あなたは事前に幾つかのお店に電話をし、それが売っているか確認を行いました。

あなたは近くの店で、それが売っていることを突き止めました。

なので母親にその事実を伝えました。

そして、2ドルか3ドル程度のお金を母親から貰い、あなたは店に向かいました。

チャットボットも2つの例外を除いて、基本的に同じステップを辿ります。

2つの例外とは、コミュニケーションのチャネルと、あなたが話しかける相手です。

これから、AIチャットボットの原則を1つずつ説明します。

FBメッセンジャーで先程の例と同じ、果汁100%のオレンジジュースを見つけられました。

あなたは、「果汁100%のオレンジジュースが欲しい」とボットに言っただけで、それが自動処理されて、表示されました。

NLPを用いて、1のあなたの質問はボットにとって解釈可能な命令へと翻訳されました。

ボットはこの命令を生成するのに十分な情報を引き出したので、命令を決定エンジンへと送ります。

NLGを駆使して、先程の例のあなたの母親のように、ボットがあなたに、どんな果汁100%のオレンジジュースが欲しいかと質問をしてきました。

4の質問が、ユーザのチャットボックスに表示され、あなたは1Lのジュースが欲しいと回答しました。

ボットはその条件のオレンジジュースが売っているお店の情報を分析し、あなたの位置からの距離を計算し、お店の情報と、値段をあなたに告げました。

ボットはあなたを購入のためのWebページに導き、あなたが購入手続きを完了したら、2日程経ってからあなたの家に目的のジュースが届きました。

チャットボットと人間の一番の違いは、空気を読むことができるかどうかで、チャットボットは(今のところは)空気を読んだ発言をできる程スマートではありません。

以下の2つの文章は人間であれば、大きな違いに気づけるはずです

(真剣に)あなたと話し合いが必要なようだ、そして・・・

(呆れた感じで)まずは君と話さないと・・・

人間にとってはニュアンスの違いは明らかですが、機械にとってそれを理解する事は非常に難しいのです。

ただし、この分野での研究は加速しているので、もうすぐ機械の理解がニュアンスレベルまで追いつくかもしれません。

そうなると、機械があなたの言っている事を、どんな状況で、どんな心情の時に発言されたかまでを理解できるようになる日も来るかもしれません。

著者

Anush Fernandes

原文

https://chatbotslife.com/nlp-nlu-nlg-and-how-chatbots-work-dd7861dfc9df

チャットボットライフとの提携により、翻訳し掲載しています。

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