「ボットは人間ほど賢く無くとも、人間のグループに役に立つ振る舞いができる。」という発表がアメリカのYale大学でありました。
職場などのチームの中にチャットボットが混ざると、そのグループのパフォーマンスが向上するという画期的な研究発表です。
「現在の世間のAIに対する関心は、AIは人間の代わりになれるかという事に向いてるが、我々は、AIは人間の生活を補い、協調していくものであると考えている。」
と、米Yale大学のNicholas Christakis氏は熱く語ります。
同大学では、複雑な人間関係がどのように、その国のエコノミーや、犯罪率に影響を与えるかについての研究を行っており、今回、複数の人が協力して共通の課題を解決する必要があるオンラインゲームに、メンバーとしてボットを参加させる実験を行いました。
そのゲームには4,000人を超える参加者が参加をし、その中で幾つかのグループが結成され、どのグループにも必ずボットが参加していました。
ゲームに参加した被験者の全員が、「ボットがゲームに有用だったか?」という質問に対して「はい」と答えています。
このゲームでは、ボットがグループのパフォーマンスを促進するという画期的な結果が明らかになっただけでなく、ボットがグループに参加している場合、そのグループの人と人との間のコミュニケーションにもいい影響が見られたという報告がありました。
この実験の結果は、「AIは人間の生活を補い、協調していくものであると考えている。」という米Yale大学のNicholas Christakis氏の主張を強く裏付けするような内容となっており
同氏は、ボットだけでなく、その他も色々な方法でAIは人間と共存していけると主張しております。
AIが人間を支配するような暗い未来でなく、AIが人間と共に歩み、人間のの暮らしを豊かにする未来の到来は、より日常になっていく事でしょう!