人間らしいチャットボットの作り方

あらすじ

チャットボット開発において最も大きな挑戦の一つは、普段私たちがFacebookメッセンジャーやテキストメッセージで行っている様な自然な会話の流れをどの様に実現するかです。

私達人間はデジタルでの対話において、ある特定の傾向を作ってきました。

残念ながらその傾向は自然なチャットボット会話の実現を、あなたが想像するよりも困難なものにします。

あなたが最近送信したテキストメッセージやFacebookメッセンジャーの会話を見れば、すぐに注目すべき傾向に気づくでしょう。

私達は、思っている事や応答をいつでも1つのメッセージで完結するわけではありません。

ある思考がいくつかの小さなメッセージに分けられて、それらが一緒になってひとつの完成したレスポンスとなる場合の方が多いのです。

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チャットボットの問題点

チャットボットがもし、ユーザーから送られる一つ一つのメッセージを完全なレスポンスとして解釈したら、直ちにできる限りのベストな応答をしようとするでしょう。

すると全ての必要な情報を得ていないと正確な回答ができない上に、自然な会話の流れを中断してユーザーをイライラさせてしまうかもしれません。

もしユーザーが問いかけ方を再考する必要が無い場合、あなたのチャットボットをもっと使いたいと思うようになるでしょう。

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インテリジェント・リスニング機能

ではどのようにこのハードルを乗り越えれば良いでしょう?

それにはタイピング・インジケーターを使います。

iMessageや、殆どのチャットアプリについている、相手が文字を入力中であることがわかるものです。

この方法を成功させるためには、以下の大切な要素が必要です。

1. 認識

ユーザーがタイプしているかどうかをチャットボットが認識できる必要があります。

その能力がなければインテリジェント・リスニングは機能しません。

2. 判断

ユーザーがタイプした後に送ったメッセージを完全なレスポンスだと判断する前に、チャットボットがX秒待つように設定しましょう(まずは、3秒から始めると良いでしょう)。

チャットボットが待つ間、タイピングインジケーターの表示を直ちに、または数秒後に表示して、チャットボットがまだ繋がっていて返信しようとしている事をユーザーが分かるようにしましょう。

3. レスポンス

事前設定された待ち時間が過ぎたら、チャットボットは送信されたメッセージを完全なレスポンスと判断し、いつも通り最適な回答を決定するようにします。

人間らしいチャットボット

このインテリジェント・リスニング機能をあなたのチャットボットに加え、全体的なユーザー・エクスペリエンスにどれだけ大きな影響を与えるかを試してみてください。

悪い聞き手と会話するほど苦痛なことはありません。

これはチャットボットにも言えることです。

原文

https://chatbotslife.com/want-your-chatbot-to-seem-more-human-use-intelligent-listening-3051ecbd580f

チャットボットライフとの提携により、翻訳し掲載しています。
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